「一条工務店を検討した結果、やめてよかった」という口コミや評判を見ると、「自分もやめたほうが良いのかも?」と、気になっちゃいませんか?
私も契約前に一条工務店について様々な体験談や失敗談を調べてきたので、とてもよくわかります。
一方で、実際に一条工務店で家を建てなかった人たちの口コミや評判を信じることへの抵抗も感じていました。
デザインの好みのような個人の価値観や、営業マンの言動など偶発的なこともいろいろ言われていますが、大切なのは事実を客観的な視点で確かめることです。
食わず嫌いならぬ"建てず嫌い"で、住宅メーカー選びに後悔するわけにはいきません。
この記事では"一条工務店をやめてよかった"という口コミや評判に対して、「実際の体験談や注意点」のほか「後悔しないための具体的な解決策」を解説しています。
一条工務店で家を建てるかどうかの判断に、ぜひ役立ててください。
- これってホント?ウソ?一条工務店をやめてよかった理由"あるある"
- 一条工務店はやばいってホント?実際に建てたらわかった真実とは
- ちょっと意外な口コミも?一条工務店を辞めた理由
- あなたの家づくりのこだわりは?一条工務店の特徴
- 【まとめ】一条工務店を"やめてよかった"のウソ・ホント
これってホント?ウソ?一条工務店をやめてよかった理由"あるある"
一条工務店での家づくりをやめてよかったと言われる中で、特に多い代表的な理由を5つ集めました。
■床暖房などの住宅設備が不要で、オーバースペックだから
■外観・エクステリアがダサいから
■坪単価が高く、予算オーバーだから
■仮契約が強引で不安だから
「家は性能。」というテーマを掲げる一条工務店を「やめてよかった」という人たちは、どう評価しているのか?
一条工務店で家づくりをした私の体験談や失敗談も併せて紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。
注文住宅なのに、間取り設計の自由度が高くないから
「注文住宅なのに間取り設計の自由度が高くないから」という理由は、比較的に多く挙げられていました。
建売でなく注文住宅で間取り設計もしていくのに、自由度が高くないというのはどういうことでしょうか?
これ実は俗に言う「一条ルール」が大きな原因だと考えられます。
一条ルールとは"一条工務店ならではのオリジナル条件"で、住宅の性能を確保するために条約や制限を設けているんですね。
例えば、吹き抜けの広さは床面積の1/3までにするとか、8畳未満のLDKには窓は2か所以内にするとか、ロスガード(熱交換換気システム)は2階の外壁に面した場所に設置するとかいったルールがあります。
ほかにも条件が多く存在していますが、商品によっては該当しなかったりときどき条件が変更になったりする場合もあるので、詳細は一条工務店の担当者への確認が必要です。
こうした制限により間取りの自由度が高くないと言われますが、逆に考えると耐震性なども含めて「家の性能が担保される」とも言えます。
私は間取り計画で何度か設計変更してもらいましたが、絶望するほどの一条ルールの縛りは見受けられませんでした。(笑)
特殊な間取りへの譲れないこだわりがあれば別ですが、「ルールのなかで間取りを工夫して考えてみたい」と言う人のために、私の経験値と失敗談から間取りの注意点をまとめた記事を紹介しますので、ぜひこちらも参考にしてください。
床暖房などの住宅設備が不要で、オーバースペックだから
全館床暖房などの住宅設備が不要でオーバースペックだと感じた、という理由もありました。
性能を重視する一条工務店の住宅は、床暖房や全館空調などの設備が標準的に装備されています。
"高性能=高価"という解釈も理解できますし、そこまで必要ないという人もいるでしょう。個人の価値観によるものなので、好みで決めるべきですね。
とは言え、一条工務店の住宅に住む者として実際の経験値があるので、床暖房などの快適さをお伝えせずにはいられません。(笑)
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ快適です!
床暖房LOVEな私からお伝えしておきたいメリットは、以下のとおり。
■こたつもファンヒーターも不要で、寒い日の灯油補給とサヨウナラ
■寒い日でも朝起きてスグ暖かい
■トイレも風呂場も玄関も、そこらじゅうが暖かい
■家そのものが高気密・高断熱なので電気代も安い
ここでは床暖房についてのみ書きましたが、高断熱な住宅なので夏場のエアコンによる冷房も効率的(=電気代も安い)という恩恵にあずかっておりますので、ご報告まで。
一条工務店の住宅の性能って、ムダに高いわけじゃないんです。
全館床暖房が実際の生活にどれだけ効果を発揮してくれているか、詳しくは以下の記事で紹介していますので、気になる人はぜひ併せて読んでみてください。
外観・エクステリアがダサいから
一条工務店の住宅は外観・エクステリアがダサいから、という理由も一定数ありました。
こちらも個人の価値観による評価なので、好みで考えるべきと言えます。
「どうしても、ほかの家とは違う個性的な外観にしたい!」という強いこだわりを持っている人には、オススメしません。
ただ、独特ではなくても外観をオシャレにする方法はあります。
以下の記事では窓のサイズや配置、外壁の配色などのほか、雰囲気をグッと高める外構のアイデアについて紹介しているので、こちらもぜひ読んでみてください。
坪単価が高く、予算オーバーだから
坪単価が高くて予算オーバーになってしまったから、という理由もありました。
物価高が進む昨今、一条工務店も例外でなく坪単価はジワジワと高騰をし続けています。
もちろん、一条工務店もオリジナル商品の開発と自社グループ工場での生産によってコストダウンに取り組んでいますが、坪単価は決して"お安い"とは言えません。
となると気になってくるのは、見積もり総額ではないでしょうか?
以下の記事では、一条工務店の人気商品であるアイスマートを例に、具体的な見積もり総額がいくらか?価格の実例も公開しているので、こちらもぜひ併せて読んでみてください。
仮契約が強引で不安だから
一条工務店は仮契約が強引で不安だから、という理由を挙げる人も。
仮契約とは、「一条工務店で家を建てます」宣言をして本格的な土地探しや間取り設計に着手してもらうための契約で、100万円が必要です。
大きな金額なので、ここで不安に感じる人がいるのも頷けますし、私もはじめて仮契約を迫られたときは一旦お断りさせてもらいました。(笑)
とは言え、この仮契約の100万円というのは、自分の実際の建築費用に充てられます。
仮契約というと聞き慣れないと思われますが、ほかの大手ハウスメーカーで言うところの手付金と考えるとイメージしやすいでしょうか。
実はこの仮契約にもメリットがあって、大きなところでは「仮契約時の坪単価を確定できる」「キャンペーン割引を固定できる」「本格的に土地探しをはじめ、優先して情報を提供してくれる」といった恩恵が受けられます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、仮契約について不安な人はぜひこちらも併せて読んでみてください。
一条工務店はやばいってホント?実際に建てたらわかった真実とは
「一条工務店はやばい」という口コミや評判が散見されますが、実際のところがどうなのか気になりませんか?
多くの一条オーナーがSNS等で発信しているとおり、私も住み心地は快適そのものと感じています。
"やばい"という言葉を使ったタイトルの記事は多くあり、実はこれ一条工務店以外のメーカでも同様なんです。(笑)
試しに思いつく有名ハウスメーカでググってみてください。"やばい"を組み合わせたキーワード候補が表示されるはずです。
注目されやすいインパクトのある言葉を使うのはブロガーのテクニックあるあるで、一条工務店ほどの人気ハウスメーカであれば比例して一定数のアンチが存在するでしょう。
また、私もSNSを通じて確信したことのひとつとして、「一条工務店の悪いウワサの書き込みを見ても、そんなことにお構いなしで現実の住み心地にご満悦な一条オーナーが多い」という気付きがありました。(笑)
ネットやSNSでの情報収集は大切ですが、実際に一条工務店で家づくりをした人か不明な場合もあるので、発信者の信頼性もチェックすることを強くおすすめします。
ちょっと意外な口コミも?一条工務店を辞めた理由
一条工務店を辞めた理由を調査してみると、ちょっと意外な口コミもありました。
「太陽光パネルをウイグル地区で生産していると聞いた」というものです。
一条工務店の太陽光パネル(屋根一体型デザイン)は、フィリピン工場で自社生産されていますから、事実とは異なります。
個人がネットやSNSで発信できるのは便利ですが、根拠のない情報には気を付けたいものです。
ほかには「海外工場で生産するオリジナル建具に不具合があったら困るから」という理由で一条工務店を検討対象から除外した、という口コミも。
これについては様々なケースがありますが、我が家(本記事執筆時で築6年)の場合を例に挙げると、引き渡し後にも大きな不具合は発生しておらず、細かい建具(扉のローラーなどの備品)の交換をした程度で済んでいます。
不具合の修理や部品交換を依頼するときは、一条工務店の専用アプリから内容を送信できるので超便利です。
品物にもよるはずですが、交換用の備品は業者の方がある程度の在庫を持っていて無料で提供してもらえるケースばかりでした。
我が家では"シューズクロークのマグネットキャッチ"のほか"ドアのソフトクローズ"なんかも交換しましたが、交換品をもらうのに費用がかかった記憶がありません。
一条工務店のオリジナル商品で「大量生産しているからこその恩恵」と言えますね!
あなたの家づくりのこだわりは?一条工務店の特徴
「一条工務店をやめてよかった」と主張する人もいれば、「一条工務店で建ててよかった」と満足しているオーナーもたくさんいます。
もちろん、ほかのハウスメーカーや工務店でも、やめてよかった場合も選んでよかったと感謝する場合もあるわけですから、自分にとっての家づくりのこだわりとマッチする住宅メーカーを見つけることが大切です。
あなたにとって「家づくりのこだわり」は、例えばどんな希望や条件がありますか?
私は"一年を通して快適な住み心地"と"将来的な維持費も含めたコスパの良さ"を重視して、一条工務店を選びました。
実際に住んでいるからこそわかる一条工務店の住宅の特徴とメリット・デメリットについて、以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる人はぜひ併せて読んでみてください。
【まとめ】一条工務店を"やめてよかった"のウソ・ホント
今回は、一条工務店を"やめてよかった"のウソ・ホントについて、実際に住んできた感想や経験値をもとに紹介してきました。
口コミや主張を参考にすることは大切ですが、自分で実際に確かめて比較することはさらに重要です。
あくまで私の主観ですが、一条工務店の住宅は快適そのもので住み心地が一年中とても素晴らしく満足しています。
"建てず嫌い"ではもったいないので、ぜひあなた自身の五感で実物を十分に確かめて、じっくり比較検討してみてくださいね!
一条工務店に限りませんが、住宅会社からのプランや間取りは一社だけでなく複数から手に入れておくのがオススメです。
「より自分に合った住宅会社を見つけたい!」「もっと有利に家づくりの交渉をすすめたい!」という方は、こちらもぜひご検討ください。
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