一条工務店の浴室乾燥機が必要か?付けるべきか節約できるか、迷いますよね。
「ロスガードがあるので、みなさん部屋干しで乾かしてますよ」なんて言う営業マンや設計者は多いと聞きます。
ネットで調べてみても賛否両論、付けなかった人はなんとかなると言うし、付けた人は設置を推奨しているものが目立ちますよね。
でも、採用すべきか否か自分の生活と照らし合わせたとき、どちらの選択肢が正しいのか判断材料が欲しいはずです。
一条工務店i-smartに3年以上暮らし、季節ごとの室内の環境や部屋干しの乾き具合などがよくわかりました。
今回は、浴室乾燥機の必要性について、あなたの判断基準になる情報をご紹介します。
我が家では浴室乾燥機は付けませんでしたが、振り返るとメリットが多いです。
- 一条工務店の浴室乾燥機は必要?いいえ、換気扇で十分でした
- 毎日乾く理由!一条工務店の住宅は実際に乾燥しやすかったから
- 雨の日は乾かないかも?そんなときは送風機の術で対応
- 浴室乾燥機の注意点と採用しなかった決定的な理由
- 【まとめ】一条工務店なら浴室乾燥機はいらない
一条工務店の浴室乾燥機は必要?いいえ、換気扇で十分でした
浴室乾燥機を付けるかどうか迷う人は多いと思います。
実際、うちも妻が長いこと検討し悩んでました。
結果的に浴室乾燥機を付けなかったこと、そして実際に生活する中で特に問題もなくなんとかなるから大丈夫だったことなどをご紹介します。
一条工務店の浴室乾燥機とは?
浴室乾燥機は、浴室内の乾燥や換気・暖房などをボタンひとつで操作できる機械設備で天井部に設けます。
【一条工務店の浴室乾燥機の特徴】
- オプション費用が56,000円かかる
- 自然乾燥より早く乾かせるメリットがある
追加費用はかかりますが、浴室で自然乾燥するよりは早く乾かせるのが魅力ですね。
スペースが足りず、部屋干しするのも避けられるので、寝室をスッキリ保ちたい人にとってはメリットがあると思います。
ただし、私のように浴室乾燥機を付けなくても特に問題なく暮らしている人もいるので実際の生活環境などと合わせて、付けなくて大丈夫だった理由を紹介します。
毎日乾く理由!一条工務店の住宅は実際に乾燥しやすかったから
実際に住み続けて確信しましたが、一条工務店の住宅は乾燥しやすく、空気がサラッとしています。
特に冬場は床暖房の恩恵を受けられるので、余計にそう感じるのでしょう。
そのおかげで、浴室や寝室に干している洗濯物も、朝干して置けば夕方には乾いていることがほとんどです。
夏場は床暖房を効かせていませんが、それでもほぼ毎日乾いていますね。
とはいっても必ず乾くわけではなく、梅雨の時期など雨が続くと乾きにくい日もあります。
また、部活で汚れて帰ってきた子供たちの服を夕方に洗濯し、翌朝にはバッグに入れて試合に行くこともありますが、こういうときは送風機の術がおすすめです。
雨の日は乾かないかも?そんなときは送風機の術で対応
薄地のシャツやスポーツ用のパンツなどは乾きが早いですが、厚手の洋服やジーンズなどは時間がかかりますよね。
そんなとき、我が家ではサーキュレーターを置いて送風しています。
サーキュレーターは一般的な扇風機と比べて直進性が高い風を送ることができるので、
室内の空気循環に使われますが、その強力な風を利用して洗濯物に直接当てることで自然乾燥よりずっと早く乾かせて便利です。
電気代もお得!浴室乾燥機とサーキュレーターの比較試験
参考に、こんな記事もありますのでご紹介します。
浴室乾燥機とサーキュレーターの比較試験
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試験に用いた衣類の量・・・2kg相当
※広さ1.2畳、気温23℃、湿度65%で測定
※27円/kWhで算出【裏技をご紹介!】
サーキュレーターは空気を循環するだけでなく、部屋干し対策にも効果的です。タイマー機能があるサーキュレーターなら3~4時間にセットし、直接洗濯物に風を当て水分を飛ばすことで、いつもよりも早く洗濯物を乾かすことができます。
冬の季節でも目的や用途に合わせて使うことができ、電気代も浴室乾燥機を使う時よりも約半分で使用することができます。
56,000円の浴室乾燥機も良いですが、サーキュレーターなら浴室以外でも使えるし、何より初期投資も維持費も電気代も節約できてお得!ですよね。
DCモーター搭載なら、省エネ・静音・パワフルでおすすめなので、レビュー評価の良い商品リンクを貼っておきます。
浴室乾燥機の注意点と採用しなかった決定的な理由
- 浴室乾燥機は即効性が無い
- 電気代が結構高い
- 暖房・涼風機能にあまりメリットが感じられない
- 部屋干しでも何ら問題無し
- つまり、オプション追加料金を56,000円も節約できる
浴室乾燥機を採用した人はオススメするかもしれませんが、採用しなかった私は利便性だけでなく費用対効果を考えて判断した人で、おそらく多数派です。
それぞれ詳しく説明します。
浴室乾燥機は即効性が無い
浴室乾燥機といえど、あの決して狭くない浴室の空間を乾かすのですから、その分時間がかかります。
口コミを調べていくと、こんな特徴も。
- 乾くまで2~3時間かかる
- コインランドリーのように30分で乾かしたい!という場合には不向き
そうです、結局数時間かかるんですね。
「ちょっと待って!それなら前述のサーキュレーターを使った送風機の術と変わらない
んじゃ?」と気づいたあなたは、鋭いと思います。
電気代がけっこう高い
利用の時間帯にもよりますが、一回当たり200円程度という報告があります。
どうでしょう?これってけっこう高く感じませんか?
しかも、もしつけっぱなしで出かけてしまい、消すのを忘れたら最悪です。
初期投資で56,000円かかっていながら、使うたびにそこそこの電気代が積み重なっていくシステムには、私は納得できません。
「ちょっと待って!それなら前述のサーキュレーターを使った送風機の術の方が維持費
も安いんじゃ?」と気づいたあなたは、賢いと思います。
暖房・涼風機能にあまりメリットが感じられない
乾燥機能だけでなく、暖房や冷房の機能も搭載されていることについて、これにも魅力をあまり感じませんでした。
ヒートショックを気にされている方も居るかもしれませんが、一条工務店の住宅は高気密・高断熱なので一般的な住宅と比較し、基本的に室温のムラは少ないです。
基準がそもそも違うので、夏場は床暖房を点けないからお風呂場が寒いのでは?という心配は、あまりしなくて良いと思います。
むしろ、脱衣所でも湯気が立ち込めるだけで、実際すぐに温かくなりますからね。
部屋干しでも何ら問題無し
寝室をスッキリ保ちたいという方もいると思いますが、我が家は夫婦共働きで朝から夕方までずっと外出しています。
妻が毎朝、洗濯物の一部を日当たりの良い主寝室に干していくのですが、日中は誰も入らないし、帰宅後に片付けるので"スッキリの必要性"を感じません。
むしろ、片付ける時もそのまま2階の各部屋に収納するので手間が省けて好都合です。
合理的な方法を見つけるには、自分のライフスタイルや生活動線をイメージすることが大切だと思います。
つまり、オプション追加料金を56,000円も節約できる
以上の理由から、浴室乾燥機を付けなければ・・・56,000円の節約に繋がります。
「ちょっと待って!それならトータルで考えて、換気扇で十分なんじゃ?」と気づいたあなたは、偉いと思います。
浮いたお金でサーキュレーターを購入すれば、場所を選ばず"送風機の術"が使えて、しかも余裕で"おつりもGETの術"です。
家を建てるときは数万円~十数万円という金額がかすんでしまうこともありますが、ひとつひとつしっかり見極めていくことで大きな節約に繋がります。
そもそも、56,000円って大きな金額ですもんね!
サーキュレーター以外にも!?衣類乾燥機ハンガー
ちなみに、サーキュレーター以外にも、最近では"乾燥機能付ハンガー"も発売されています。
これはハンガー自体が乾燥機能を持ったアイテムで、温風・自然風を発生させて乾燥をアシストしてくれる優れものです。
衣類だけでなく靴やブーツにも対応しているので、困ったときに助けてくれるでしょう。
【まとめ】一条工務店なら浴室乾燥機はいらない
一条工務店の浴室乾燥機の必要性について、判断基準となる情報や私の経験値による私見をご紹介してきました。
最近の住宅には浴室乾燥機が標準的につくことも多いですが、一条工務店の住宅の場合は、高気密・高断熱という性能の高さや床暖房の恩恵なども総括的に考えて検討した方が良いです。
仮に浴室乾燥機が故障した時の修理費用や毎回かかる電気代も考えると、採用のメリットよりデメリットの方が多いと思います。
あればもちろん便利なオプションばかりですが、何でもかんでも採用していたらキリがないし、予算が大変なことになってしまうでしょう。
節約できるところを見極めつつ必要なオプションにお金をかけて、かしこく家づくりをしてください。